相双地域懇談会①
先日のこと。
県の政策を決めるための対話の機会として設けられた場に
恐縮ながら私も呼んで頂いたので、率直にお話した。
長く話し過ぎたのは反省。
中身の詳細はさておき。
南相馬で昨年亡くなった
スペイン哲学・ミゲル・デ・ウナムーノの研究家
佐々木孝氏の言葉をわざわざ引用した。
…私も原発被災地という大げさに言えば奈落の底で、しきりに希ったのも、この惰弱な物質主義・快楽主義・没理想、さらに厳しく言えばこの没義道の国日本を、そして世界を、まともな国そして世界にするために、ウナムーノに倣って、つまり目先の勝利あるいは敗北に心乱さず、時に敗北を喫し、時に嘲笑に身をさらそうとも、最後まで戦い抜く若い世代の誕生であった…。
(『情熱の哲学 ウナムーノと「生」の闘い』 佐々木孝・著 施行草舟・監修 法政大学出版局 より)