japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

台風19号から半年になるんですね。

 


あの時の画像はこちら

 

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いわなの郷の修復もされてきました。
 
今見ても驚く水量。
大量の土砂も運んできました。
腐った橋を取り壊し、舗装も直して頂きました。
 
その間、清流じゃないという方もいますが、
今までにない被害を知らないのだと残念に思います。
 
今度はコロナウィルスのことで、
自然の厳しさも思い知る所ですが、
今までの方法が通用しなくなって、新たなものも生まれる時。
 
犠牲になった方も多く忍びないですが、
変化の時を実感しています。
 
戦うのではなく協力することに、
自分だけでなく自他ともに、
奪うことでなく与えることに、
疑うことでなく信用することに、
価値が出てくるんだろうと思っています。

ウィルスについて

コツ塾たくちゃんのシェア記事。
コロナウィルスについての内容。
https://synecoculture.org/blog/?p=2640&fbclid=IwAR2jV65G6zXLHgiabAO0bPaST7sEegD4ILf3dlqAEUyu_TGGXGc_laaNT0c

読めば読むほど、ウィルスの存在意義に驚く。
勝手に下等生物と思っていたが、
実は人間の発想(というより私の発想)を超えていた。

人間は(私はでもあるが)自然を思い通りに支配できると勝手な思い込みで
ここまでの文明社会を築いてきた。
少なくともここ500年はそうだったと言って過言ではない。

しかし、人類文明のあらゆる行き詰まりがそこかしこで見える。
新たな道を提示してくれている・・・かもしれない。

今回のコロナウィルス、COVID-19が。


亡くなった方々も多い。
忍びない所ではあるが、
産みの苦しみだと思えば、希望も持てる。

また、たくちゃんは「大地の再生」をご実家の愛知県新城市で行なっている。
月一回のワークショップ・今回は、近所の池の汚泥すくいをする予定だった。
足元からきれいにしようとする活動もされている。
イベントは行っていないが、一昨日は原木しいたけの植菌をされた様子。


大地の再生についてはこちらも参照

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「定めに逆らう旅に!」

 



私の大切な友人が
この時期だからこそ
FBにあげた動画があった。



それがこれ

www.youtube.com


(ロックンロールイズノットデッド サンボマスター ビクターエンターテインメント)

ぜひ聴きながら読んで欲しい。


いわなの郷で働く私は定休日の今度の水曜に
実家に帰ろうと思っていた。

村に移住した時にお世話になった方から
墓参り行くように言われたからだった。

また、別の方からもお母さんどうしてるって聞かれて

「こりゃあその時だ」

と思っていた。

しかし、世間では小池都知事の会見。
不要不急の外出を控えるようにと。
非常事態宣言が出ていないので法的拘束力はないものの、
驚きをもって受け止めた。


会見で言われていた通り、
感染経路の見えないケースが増えているという。

私見ながら、
陰性でも感染のケースがあるのかもしれない。

介護職でも働いていたので、よくわかる。
今回のコロナウィルスだけでない話だ。

その部分も含めて
コロナウィルスは
わからないことが多すぎる。

前例主義では解決できない話なのだ。
つまり、この手の議論でよく出る

エビデンス

がないのだ!


このコロナウィルスは
感染や死者が出ることは大変悲しいが、
それ以上の副産物をもたらしてくれるはずだ。
(誤解を恐れずに書く)

つまり、
本当に大事なものは何か?
生き方・働き方はそれでいいのか?

より端的に言えば、
経済成長がなくても生きていけるのではないか?

バブルに連なる30年ほどの平成を経ても
なお経済成長しないといけないと思い込んでいる。
命が大事と口では言いながら、お金が大切な生き方をしている

(と指摘するのは後述のハラリ氏だ)



歴史を振り返れば、経済右肩上がりなど昭和くらい。
せいぜい、明治の富国強兵の頃くらい。

江戸時代はじんわり人口増加したものの、定常経済を保ってきた。

長いサピエンスの歴史を踏まえた書物や
人間は神になろうとしていると語る
ユダヤ人のユヴァル・ノア・ハラリ氏はタイム誌にこんな寄稿をしている。

web.kawade.co.jp


あえてユダヤ人と書いたのは
トランプ大統領の娘婿がユダヤ人であること
アメリカ大手マスメディアはトランプ嫌いであること
ユダヤ人はイスラエル建国したものの多くは経済の面で多くの先進国で活躍していること
から、彼の主張はおとなしいと感じたからだ。

恐らく、アメリカの大手タイム誌に忖度している部分もあるだろう。

ともあれ、
大事な視点も挙げている。

最大のポイントは
協力を訴えていること。

今も
武漢肺炎と呼びたいアメリカと
アメリカのせいにしたい中国と
米中貿易戦争の延長であることは否めない。

でも、これだけの死者が出ながら、
今だに経済戦争の延長なのか?
バカじゃないの?
トランプも習近平も。(他にも名前をあげたいけどね)

ここは今すぐにもできること。
でも、やらない。
できるけど、やらないのだ。

ミーファーストと暗にトランプを批判しているタイム誌も
利権を守っているだけなのだ。

話を東日本大震災、特に原発事故後のこと、
私の住む川内村はじめ主に浜通りのことに話を移す。

もちろん、利権の話もあるが、ここでは子供達の話をしたい。

子供達の中には、
大人同士が仲良くないから
あるいは大人が嘘をつくから
と、大人みんなが考えていることを語った子達もいる。
(探せば、ニュースソースもある)

コロナウィルスも
原発事故も
大人ができることをしていないのだ。

福島だけでない!

日本中がそうだ!


長いものに巻かれないといけないと思っていたり。
自分にはその力がないと思っていたり。

多くの人が
今のままではいけない!
と思っている。
 
けど、それができずにいる。
 
サンボマスターのこの曲は
「くたばるものか!」
と鼓舞する。
 

 
たった一点なのだ。
私が訴求したいことは、
子供達に残せる未来を残そう
それだけだ。
 
今の状況は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶのみかもしれない。
 
でも、
やがて来た終息の時に、行動しよう。
次の世代のために、できることをしよう。
 
そう考えると
今できることももしかしたらある。
現状外に出にくい反面、色々なことを考える時になるのだ。
 
もしかしたら、
タイトルのように、
「定めに逆らう旅に」なるかもしれない。
 
人生は一度きりだ。
 
真の意味で、命を大切にしよう。
無駄に命を使うより、
無駄に命を長らえるより、
無駄に命がくすぶるより、
命を燃焼させよう。

サンボマスターの出会いとなった2006年?のトップランナーでは
「魂の放射」と語る。
ボーカルの山口隆は、
「(曲を聴いて)あの子に好きって言おうとか、もうこんな会社辞めてやるとかの気持ちになることを望む」という趣旨の言葉を吐いている。

人生二度なし。
耐えるときは耐え、忍ぶべきときは忍んできた。
「そのとき」はそれぞれだが、
私にとっては今かもしれない。
 
時代の変わり目の今は、本来なら面白い時代だ。
ドラマになるのは幕末か戦国時代。
時代の変わり目だからだ。
 
だったら、この時代を楽しもう。
 
たとえ
「定めに逆らう旅に!」なったとしてもね。

 

夜ノ森 桜並木を歩いて 



常磐線全線開通
夜ノ森の桜並木も開通

まだまだこれからの桜を見てきた。

夕方
人はいない。
車もちらほら通る程度。

夜ノ森駅東口駐車場に車をとめた。
今後こちらの最寄駅から出かけることもできるなあ。

鉄柵の向こう
桜は咲いていた
柵越しに見てきた世界
在りし日の日常を
わずかばかり垣間見ることができた。
 
震災後も
当たり前のように咲き続けた桜
人間の一喜一憂を歯牙にもかけず
人間が決めた境界は
桜はじめ植物には関係ない

思えば
人間が決めたことに人間が右往左往している
文明の持つ毒にも思い致す

昨今のコロナウィルス騒動もあり
開催予定のさくらまつりは中止がすでに決定。

たくさんの人で賑わう風景は
今年は
見られない

それでも
桜は咲くのだ。

 

 

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  「場の力」

先日こんなライブ配信をした。

 

www.facebook.com

 

https://www.facebook.com/takao.sek

www.facebook.com

 

 


めっちゃ楽しかった。とはいえ、ただの飲み会。
ライブ配信をしっかりやろうという気はない。



何のためか?

 

 

 

うーーーーーん

 


目的は特にない。

 

 


本当に無い!


無目的で行なっていること。


そんなことを以前にも書いた。



目的志向で考えてきたし、例えばビジネスなら目的志向でなければいけないだろう。
そんなビジネスでも無目的に行なっている人は世の中にいる。

そこまでいかなくてもいい。

ただ無目的な時間も作りたい。

あまりにも効率主義で生きてしまった。

砂を嚙むような味気なさがのこった。
それより、時に苦しみ悲しみながらも、
その時々の感情を味わってもいいんじゃ無いかなあ。

高倉健のように生きられないんだしね。


そして、今回のライブ配信については
場の力が大きい。

それは
このお宅自体なのかもしれないけど、
人の持つ魅力の力。


私自身も
そうありたイワナ

「釣堀再開」

 

 

とうとう始まった。

長い冬を越えて、春のお彼岸を迎えた3月20日から釣堀再開。

 

www.abukumakawauchi.com

 

今年は暖冬で冬を越えた感慨は若干薄いが、

春の訪れとともに人が来ることは、うれしい。

 

 

釣りを楽しんでもらえること

いわな塩焼きを美味しく食べてもらえること

 

それだけでなく

 

お客さんと色々な話ができること

心を通わせることができること

 

東日本大震災の(というより原発事故の)被災地としての側面もあるので、

そういった地域を見るためのツアーで大学生4人

そして案内くださるイノベびと

 

親子で釣りを楽しむ父子

 

3世代で楽しむ家族

 

釣り好きな老母を案内する50代の男性

 

子供との約束を守ってきたお父さん

 

コードF—10(福島県を舞台にした宝探し)で来た親子

 

等々。

 

いわなを通して

人と人との心を通わせることができる場が

私の働くいわなの郷だ!

 

楽しい

 

ただただ楽しい

 

「獅子たる君へ」

 

 

君の話を聞いて

高村光太郎の詩「傷をなめる獅子」を思い出す。

 

 文字ならこちら

plaza.rakuten.co.jp

 

 音声もあった

www.youtube.com

 

 

 

この詩はこの本で知った。

 

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この詩に出てくる

獅子とは何か。

 

執行草舟氏はこんな説明をする。

 

自己確立し、強く生き生きと、この世を生きようとする主体性を持ちたる自己を表す。森羅万象の全てを自己の責任として、この世に自分の足でしっかり立っている、真の生命の本源を示す語として私は解する。つまり、自立する自己そのものである。

 

まさに

君のための言葉だ。

 

人のせいにして生きる恥知らず・卑怯者が跋扈するこんな世の中で

獅子たる君は

深い孤独の中にいる。

 

さらに執行氏は最後にこんな文章を残す。

 

・・・我々は皆傷を負っている。しかし、その傷ゆえに、我々のいのちは燃ゆることができる。その傷が深ければ深いほど、実に我々は真の自由を得られる。この詩を愛する心は、自由を恋い慕うその願いにある。

 

 

 

傷という目に見える痛みを避けるように私は生きてきた。

でも、傷ゆえに、傷が深ければ深いほど、という。

この先人の言葉を私は信ずる。

 

さらに

 

・・・利害得失を通り越した生き方の中にだけ、真の生命の発露があるということである。生命の哀しみを知る者は、生きることそのものに持てる力の全てを尽くさなければならない。

 

とも。

 

 

我々は傷をなめ合う関係では無い。

 

美しい言葉で君を慰めようなんて気はない。

そんな杓子定規な美辞麗句を君が嫌うことも知っている。

 

今までの傷が、エネルギーを、反骨心を生み出してきたように

傷をなめる獅子の如く、

今は傷を悔やむこともせず、

 

ただただ、

「その時」のために力をつけよう。

 

そして、

与えられた運命を愛そう。