japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「双葉郡未来会議#26 川内村 CafeAmazon」

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川内村の誇る(と私だけが思っているのではないはずの)CafeAmazonで行われた。

なんと20人も参加!

クリビツ!

 

びっくり!

川内村開催では誰も来ないかもと思ってしまったが杞憂だった。

 

そう!
行きたいと思えば遠かろうが、人は来るんだ。

(その導線づくりは今後の課題でもある)

 

また、イベントの重要性。

行きたいと思っても忙しいとなかなか行けない。

でも、イベントがあればきっかけになる。

 

双葉郡未来会議の目的も今回初めてわかった。
それは「検証と発信」
すこぶる大切な視点だ!


意外に思われるかもしれないが、

行われたことの反省はされていない。

官僚主義の失敗を認めたくない心象もあり、検証は意外とできないもの。

同じ失敗を繰り返す愚は繰り返される。
(他地域の失敗事例を自分の地域で繰り返すことも含めて)

また、発信もまた難しい。

綺麗な話ばかりでもないから、ネット上では発信しにくい。

 

なんとなく思っていたことを言語化していた場がここにあった!

 

クリビツ!

びっくり!


そして、

この地域の難しさを肌で感じるプレーヤーたちが集まる場でもある。

 

難しさとは、新しい価値観ができるための産みの苦しみでもある。

また、難しいからこそ面白い!

 

私としては、

言いたいことを言った(これはいつも通りだけどね)が、

それ以上に

川内村のキープレーヤー(重要人物)を紹介できたことで満足だ。

 

前に進んだ、進まない

で言えば、本当に進まないことの方が多い。

 

でも、目に見えない変化は必ずあるのが人との出会い。

川内村にこもっていた時期は、悶々としてた。

外の世界で各地域のプレーヤーとの出会いで、大きく変わることができた。

 

人と人とをつなぐ場づくりは私のライフワーク。

その点で、一つヒントになった!




平山さん、ありがとうございます!

 

そして、

声がけして来てくださった方々、遠方から来て下さった皆様、

 

時間外の対応をしてくださったCafeAmazon川口店長はじめスタッフの皆さん

ありがとうございます!


くどくて炭ません。

「昭和村〜宮崎県高千穂からのご縁」

 

 

 

 

 


宮崎県高千穂

天岩戸で知られる神様が額を寄せて解決策を議論したあの地で出会った方。
高藤さん。
私にとっては、思金(オモイカネ)の神様とも思う方だ。

その方が福島県昭和村を訪れると言うので、声をかけてくださった。

母の入院のタイミングもあり、一時は諦めたものの、会いに行くことにした。

福島は広い!
会津地方の昭和村までは、私の住む川内村から3時間!!!

長い道のりなので、ちょっと止めようとも思った。

 

でも、体が行きたいと言っている。

コツ塾で体の声を聞く方法を教わったので行く決断をした。
もしこれを知らなかったら、行ってなかったかもしれない。

 

17時過ぎに出発して21時近くになってしまった。


昭和村の案内役の方とお話しされているとことに同席した。

 

面白い!
なんて言ったら失礼かもしれないが、
どの村も分断・二項対立の中でもがきながら事業を進めている姿に感服した。

 

夜は、思金さんと役場の方、農文協の方も交えてお話しした。

 

以前うかがったのは、鹿児島県知覧町に行った際、

「千人の蔵」を見学するためだった。

Cafe(喫茶店)としてスタートしたものだが、この12月で営業をやめると言う。
本当に人の少ない地域で、商売を行うのは難しい話だ。

 

そもそも、昭和村に来たのは織姫の視察。
伝統技術の継承にはどの地域も頭を悩ませている。




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会津の自然は雄大だ。
川内村の自然もちっぽけに感じさせられる。
でも、そこで張り合う必要もない。この阿武隈山系は、コンパクトだから奥地まで人の手が入ったのだから。






3点ほど。

1。かすみ草

葉タバコを栽培していた地域が、次の年にはかすみ草栽培に。

1985年ごろだったか。

 

条件的にもいいし、何より単価が葉タバコより良かった。

葉タバコの産地指定がなくなることは大変だったけど、その転身の早さもまたすごい。

また、かすみ草は白というイメージだったが、いろいろな色を作っている。

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花屋さんは、固定化されると飽きられてしまうという。

バリエーションも作りながら、大口だけでなく、小口の顧客を作る努力もされている。

 

 

 

 

また、雪室。

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天然の雪で夏場冷やす倉庫もある。

この知恵はすごいね。

 

 

 

 

 

 

 

2。自然人(じねんと)
山菜やキノコを採って食べているのはこの地域と変わらない。
具体的な探し方や目星の付け方、時期の見計らい方も教わった。
自然を最大限に生かして暮らしていたんだ。

いつしか、

暮らしのために働いていたのが、
仕事(金を稼ぐ)のために働くようになった。

でも、そう沢山の金が欲しい人は実は少ない。

私が42歳(昭和50年生まれ)だが、44歳(昭和48年生まれ)くらいから
暮らしのために働きたい人が増えて来ていると言う。(農文協の甲斐さんに教えていただく)

お金のために、もっと大切なものをなくした人も多いし、
私自身、お金のなくなる恐怖心だけで生きて来た時もあった。
そうすると、人間関係や自分との約束を守ること、さらには五感を閉ざして生きることにもなった。

今は、閉ざし続けた五感が開いて行く感覚だ。

 

感性を閉ざすことの弊害の一つは、悲しみや苦しみといったマイナス感情を感じないようにすることで、嬉しい楽しいといった感情までなくしてしまうことだ。

炭焼きだけでなく、五感を生かした暮らしはこれからは大切にしたい。

 

さてさて、

鹿や猪がいたずらすることも出て来ていると言う。
どこも、山の手入れができない状況のようだ。

自然人(じねんと)という言葉もあると言う。
まさにその生き方は、追求していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

3。多様性

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からむし栽培も見せていただく。

昭和村は標高差が大きいので、一つの品種で揃えることができないという。
そして、先祖代々そのタネを守って来たところが多いという。

公共の発送も大事だけど、どうしても多様性に対応しきれない。

家や族(ウカラ・ヤカラ)の時代になって行く兆しを見た思いだ。


さらに
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標高の高いところは、雪の重みでハウスが骨組みごと潰れるという。
一方で、低いところは骨組みは残しても大丈夫だという。

同じ村でもこれだけの違い。
中山間地域の奥深さだ。


 


ホント来て良かった!
とある方に、青木キノコ園は是非行くべきと教えていただく。

 

また来よう。


昭和村は
ホント
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ス、スキだ!

面白い!

 
 
さっき昔のブログを調べてみると、
この記事ばかりが多く読まれている。
 
理由は簡単。
検索で上位に引っかかるから。
 
これって知ってる人多いはずだから、書いてる人も多いはず。
だとすると・・・
 
 
 
 

「しんさいニート」

 

たまたま見たテレビに
その男 カトーコーキさんが出ていた。

 

カトーコーキさん

記事 上巻

南相馬のしんさいニートは東京で漫画を カトーコーキ(上) | WELTGEIST FUKUSHIMA

 

ブログ

ameblo.jp


 


対比(コントラスト)として面白い。

 

私・関孝男は、   居場所を求めて福島県外から福島県内に移住した。

カトーコーキさんは、居場所を求めて福島県内から福島県外に移住した。

 

居場所の定義が違う。居場所を心の置き所としたらわかりやすいかと考えた。

私は、自分の心の置き所がなかった中で、心の置き所を探して来た。

氏は、自分の心の置き所があったけど、放射能の危険性を考えて、新たな心の置き所を探して来た。

 

まとめれば、

⒈表面上は両者とも逃げているが、私には居場所がもともとなかったが、氏はもともとあった。

2.放射能の危険性は正直言って誰もわからないが、私は心配ないと考え、氏は心配だと考えた。

3.私も氏もめちゃめちゃ苦労したけど、思わぬところで実は居場所を見つけた。

4.東日本大震災で問われた問題は、「自然対人間」の構図だと考えているのは共通。

5.氏は意識してないかもしれないが、実は福島の問題は分断の問題であり、現代日本の問題であり、現代の世界全体の問題として受け止めている。(多分)

 

 

まず5から。

 

そうなんだ。
完全に分断された人々。
これって見事なほどなのだ。

 

ここまで上手く分断構造ができてしまうと、気づかないふりする方が難しい。

 

 

今まではこの分断がわかりにくい形で使われて来た。それは分断統治という手法として。

古くは古代ローマでは「分割して統治せよ」と、統治地同士は仲が悪い方がいい。

 

例えば、日本と韓国が仲が悪い方が、都合がいい。

誰にとってかは明らかだから、詳述しない。

 

福島県のこの分断され尽くした状況は実は分断統治の延長戦でしかない。

実は沖縄の構造と似ているのも頷ける話。
よくよく身の回りを見てほしい。ここまで対立構造ばかりがあることを!


とはいえ、

これからの福島県の様子を見て行ってほしい。

この分断は必ず乗り越えられるから。

 

 

その上で、4。

全くその通りと思う方も多いはず。

 

そろそろ、当たり前の声に耳を傾けられるだろう。

はっきり言えば、利権が邪魔しているだけなので、そこが壊れれば解決も早い。
でも、これが難しいんだよね〜。

とはいえ、人間の共通意識 ユングの言う集合的無意識には確実に刻まれてる。
いずれ時間の問題と思う。

 

そして、1・2・3について。

本当にツイテいた。彼の姿に私は勇気が湧いた。新たな道がひらけそうだ。

そして、私も氏も福島が実は好きだということだ。

 

だから、カトーコーキさんと一度会ってみたい。

東日本大震災で問われた真の問題を共に解決したい!

 

そうま食べる通信に捧ぐ

以下は、そうま食べ通のグループページに投稿したものをちょっと修正しました。

私事で恐縮です。

そうま食べ通を送っている
埼玉の母が入院してしまい、しばし実家へ。
手術も無事終わり、昨夜川内村に帰って今日から仕事。

長男なのに移住してしまった宿命でもありますが、
もうちょっと両親とも元気かと思って出て行った私の浅はかさでした。3年前に父が他界、母も入院でこれから治療も進めることになり、あまりにも早くてびっくりしながらも、その時が来たことをかみしめています。

一方、川内村でいわなの郷で(良くも悪くも)可愛がって頂き、埼玉にいたら体験できなかった自身の変化もまた実感します。

母も元気になったら
そうま食べ通のイベントには出てもらう予定ですし、
私も来週末いわなの郷・親方の代理として参加します!

帰る前にかっこんだ味噌汁は、
実家の冷蔵庫にあった若松さんの味噌。

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ほんと疲れた体にしみました。力を頂きました。

紙面で若松さんの親子の葛藤を知り、どこにもあることだと知りホッとすると同時に、うちの親方はまだまだ優しい!もっと頑固に頑張って欲しいとも思いました。

そうま食べる通信から教わることが実に多いです。


今後の展開も楽しみにしています!


そうま食べる通信

http://taberu.me/soma/


https://www.facebook.com/soma.taberu/



田んぼアート

実家に帰って足を伸ばす。


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ドラマもやってるんですよね〜

陸王






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もう10年目なんですね〜


行田市でも行われていたのは知ってましたが、
実はこうやってみるのは初めてでした。

今は視点が変わりますね〜
また違った視点で見ることができた。

「逃げろ!」

 

 

実家に帰るのも久しぶりだった。

よく行った場所にふと行ってみたくなる。

 

涙ににじむ。

辛い日々を各所で自分なりに自分を癒してきた。

あの時の悲しみがよみがえる。

 

苦しかった。

ただただ

苦しかった。

 

じっと風雪をしのぐのがやっとだった。
よく生きて来たと自分をほめたい。

 

そして、あの頃があるから今があるのもまた間違いない。

あの時に考えていたことなど、形にもなりつつある。

こんなことを書いたら怒る人もいるだろうけど、

苦しみを抱えてどうにもならなくなったら

「逃げろ!」
と言いたい。

 

逃げることに罪悪感を持ち続けて、自分で自分を責めながら過ごして来た自分だから言いたい。

ずっと逃げ続けた自分を責めて、自分で居場所を失くしながら、時にふてくされながら生きて来た。

自分を責める正体は、自分の中にいた。

下の音声で言うと、「悪徳裁判官」。自分が自分を許せず、裁いて責めて来た。

それだから、相手に逃げ場を与えることもまたできなかった。

 

参照
地球が天国になる話 斎藤一人さん

 

www.youtube.com

 

一人さんの見方に励まされて来たし、

たくちゃんこと野澤卓央さんのコツ塾で必死になって実践して来たから、

私は変われた。(自分で言うのもおこがましいけどね)

今来し方を振り返れば、良くなる前兆だったとも言える。

幸せだ。

自分が変われただけでなく、その先にいた人との出会いもまたかけがえのないものだ。

 


時代による価値観の変化について一言する。

時代の変化を理由にするのは簡単かもしれないけど、

あらゆるものが極まってしまった。価値観が変わる時を迎えつつある。

東洋思想では、

陽極まって陰になる と言うからだ。

 

 

旧来の価値観が通用しないものも出て来て当然だ。

 

少なくとも、バブルの頃までは石にしがみついても頑張ることが美徳だったし、それで生きていけた。しかし、今は過労死はじめ必ずしも頑張ることがいいことでなくなっている。

 

時代の変化でなく、場が変わって来ていると捉えている。

背景として、物質的には一定の豊かさを享受する一方で、精神的には貧しい現実がある。

一言で言えば、グローバリゼーションの行き詰まりだ。

 

精神的には最も貧しい時代かもしれない。

それは、

何に死ぬかを見つけにくい、自分で見つけなければならない時代だからだ。

 

しかし、決して悲観はしていない。必ず良くなる。

 

現在の中東・朝鮮情勢は、大きくはグローバリゼーション終焉と対立構造の残滓回収として捉えている。アメリカ一極体制から、多極化に流れるので不安定要素もあるが、その先には良い時代が待っていると確信している。

 

 オホヤケ(公)の代が終わり、ウカラ・ヤカラ(家や族)の代になると言う方もいる。

 

 また、はやぶさ開発の糸川英夫氏は21世紀はバラ色だとも言っている。

 

AI・VR等の先進技術発展は実はそれらの動きに拍車をかける。

変化に伴う断末魔の叫びはある程度続く。利権は手放したくないから。
個人のレベルで言えば、
何のために死ぬかも、その時代になれば自ら見つけるものでなく、与えられるものにもなる。

話を戻そう。
今苦しみの際にいる人もいるはずだ。

それも永遠には続かない。

時には逃げて、時を待つこともしたらいい。

 

自分を変えるために私は、生まれ育った土地を逃げて来た。

そこでのご縁と、自分の必死の努力で、私は今は幸せだ。

逃げるだけ、
時を待つだけでは解決できない時もある。

その時にまた、手をつけてもいいではないか。

 

 

 

天に愛されてるから、生まれて来たんだ。

大丈夫だ。

 

あなたも、私も、どんな人も。
そして、大嫌いなあいつだってね。