japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所・関孝男です。 福島県川内村で移住4年半。いわなの郷で働きつつ、日本一だった炭焼き復活を期す川内村炭焼きプロジェクト、移住者だけでなく新たな場作りを考えるCafe學校〜サロンde川内〜を主宰。本ブログでは、炭焼きPJを中心に成長の観点で好き勝手に書いています。

「奴隷道徳」

 

 

 

「最強の!ニーチェ 幸福になる哲学」飲茶・著(水王舎)を読んだ。

f:id:japan-energy-lab:20180407075701j:plain

 


先日の郡山で行われた 逆のものさし講 で
清水店長オススメの本のうちの1冊。

 

f:id:japan-energy-lab:20180407075717j:plain

 

 

ニーチェについては

執行草舟氏の著作に何度も出てくることから
ツァラトゥストラはかく語りき」をわずかばかり読んだものの

挫折した。

 

今回入門書で

見ての通り表紙もチャラいのでいけそうな感じがして購入した。

 

実際、対話形式でわかりやすく事例や図も入って説明されていて、

大変わかりやすかった。

 

ニーチェ

末人・奴隷・超人の分類をしている。

 

誤解を恐れず単純化すれば、

末人…「ニヒリズム(虚無)」に陥って、「生の高揚(充実感)」を失った忙しく働いて暇をつぶすだけの人間

奴隷…嫌なことに文句を言わず受け入れる人が良いという「奴隷道徳」という架空の価値観に生きて、現実の気持ちをごまかして、嫉妬(ルサンチマン)に満ちた「奴隷道徳」を追従する人間

超人…今、この瞬間を力強く肯定して生きる人間 常識にとらわれず、「大いなる正午」の視点で見ることができる

 

 

私の言葉で言えば、

人生に意味を見出せない末人と、善人ぶって常識にとらわれている奴隷の現代に

超人は新たな活路が見出せる予感がする。

 

全く現代のことを100年も前にニーチェは予言しているかのようだった。

 

 

 

特に「奴隷道徳」について

すごい言葉だ。

 

善い人は強い人、優れた人でなくなったのは、キリスト教が生まれてからと喝破する。

人間だけが善い悪いの基準が、強い・優れたではない。

 

道徳も現在生きにくい状態に狭いものになってしまった。

 

これはルサンチマン(嫉妬)によるものだニーチェは言っているが、

ニーチェと時を同じくして現れたソ連社会主義

その社会主義のことを、ヒルティは嫉妬だとも言っている。

さらには、戦後日本は領土的にはアメリカ、精神的に社会主義として分断されたと説く方もいる。

ソ連等の

金持ちを嫉妬するからみんな同じとした。

しかし、それはうまくいかなかった。

ソ連崩壊を持ち出すまでもない。

 

一方で、日本はどうか?

 

奴隷道徳が極まっている。
生きにくさを感じるほどだ。

 

満員電車では痴漢と間違われないように手を上げ続ける人もいる。

生活保護の方が失業保険より金が入る。

固定資産税や贈与税等々の税制も、嫉妬から生まれたと指摘する人もいる。

正義を振りかざして、マナー違反を追求するテレビ番組もある。

 

ここ福島県の地では特に、被害者ビジネス。

補助金ビジネス、弱者ビジネス等々同じカテゴリーに考える。

 

 

弱者が力を持った時代で、弱者ぶっている。

これは日本全ての問題だ。

振り子の原理で片方にふれきったら反対の方向に向かうのも必定。

 

個のレベルとしては、
ニーチェは日本のことを予言しているようだった。

とすれば、ニーチェに希望を見出せるように感じる。