japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所・関孝男です。

母の病から学ぶところ

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私の故郷・埼玉県行田市
最近では陸王というドラマで有名になっている。

ちなみに写真は古代蓮タワーから撮った田んぼアートの様子。

さすがですね。




私は両親がしばらく元気だと思って福島県川内村に移住。

すると3年前父が他界し、母の入院してしまった。 

 

今後、長丁場の治療もありそうだ。

ひとまず、実家近くでの治療はひと段落。

次は別の病院での治療になる。

 

移住者の宿命。

特に私は長男で、周りには頼めないから…と考えて来た。

その考えも変更する必要がありそうだ。

 

考えてみれば、私は42歳。

ここまで随分自由にやらせてもらった。

その分、妹に負担をかけて来た。

 

今度は私の出番だと思った。

人には頼めないと思って来た。

 

でも、協力してくれる人に囲まれていたことにも気づく。
思い込みにハッとさせられた。

 

そして、

今まで両親との関係はずっと悪かった。
否、

両親のせいにして生きて来ただけだった。

私自身がうまくいかない真因は実はここだった。

 

よくよく考えれば、自分が変わるために今までして来たことで
色々な方から学ぶことができ、その際にできたご縁で今は幸せだ。
楽しい時間を過ごせている。

それは言い換えれば、母のおかげでもあった。



これからは東京の病院でお世話になることを決めた。

母の変化にはまた驚かされる。

どんどん良くなっている。

 

希望を持って欲しいと思って様々な働きかけもして来た。

つまり、こういった状況では自分が本当に望むことが現実化するからだ。

 

 

例を出す。

とあるアルツハイマーになった人は、ずっと自分を悪く見てきた。

男は特に、定年すると社会と関係を作るのが難しい。

 

どんどん今後悪くなる。

誰も相手にしてくれない。

こんなに悪くなって生きてはいけない。

 

その思いに覆われて、どんどん病状を悪化させる。

程なく亡くなった。

 

因果関係をはっきりできないが、

認知症は適応だと思っている。

非常に簡単な(かつ不適切な)言い方をすれば、

バカになってしまった方が楽だから、認知症になったと。

 

人間の意志の力はどちらに使っても、ものすごいパワーを持っている。

よく使えば、ほとんどの病気を治せるほどの力を持つ反面、
逆にどんなにいいと思っていてもいくらでも悪くなる。

今や声も変わってきて、一時の落ち込んでいた様子は一変。
まだ治療も途中だけど、よくなることはもう確信している。

母の姿からまた教わった。

 

 

人間の本来持つエネルギーをいかに発現できるか。
これが日本エネルギー研究所の目的でもある。

 

生きる力と言われるが、

そのエネルギーを作り上げていくことは物質文明的発想で覆われた現代に必要な部分だと思うし、自分が変わりたくて行ってきたことは全てこれで良かった。

これでいいのだ!

 

 

最後に2つの言葉を紹介して終わる。

 

「情熱こそは、人間性の全てである」La passion est toute l’humanité.

バルザック「人間喜劇」)

 

「覚悟がすべてである」The readiness is all.
ハムレットリア王」)

 

「ある」

 

 

昨日のとこさんとのFBのやり取りで気づいたことがあった。

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髪の毛があるとか、ないとか。

まあ最初は随分気にしてたからなあ(笑)

今は覚えてもらいやすい。
反面、人によっては同じ顔に見えるようだ。

その人の認知の線引きは頭でしかないから(苦笑)





気づいたことはこの先で、

それは「ある」「ない」の話。

 

昨日も引用したエルンスト・ブロッホの言葉。

 

「私はある。我々はある。それで十分だ。ともかく始めなければならない。」

(Ich bin.Wir sind. Das ist genug. Num haben wir zu beginnen.)

 

ブロッホは、
音楽には文明の初心の頃の精神のあり方

「原故郷」(die Heimat der primitiven)に近づくことができると。

 

「原故郷」では、世界で今必要なものは、実は不要だったと気づき、それを投げ出せる。

あらゆる虚飾を取り去ったむき出しの実存になった時に、希望をつかむことができる。

そこまで来て初めて

「私はある。我々はある。それで十分だ。ともかく始めなければならない。」

(Ich bin.Wir sind. Das ist genug. Num haben wir zu beginnen.)

 

となる。

 

概念的だが、非常に共感できる話だ。

 

 

目前の世界に一喜一憂してしまうが、本当に必要なものは実は少ない。

私は死を意識した時に、その辺りが明確になったし、まだまだ深める必要がある。

 

それは生きるために必要なものは生物的なものと人間的なもの、
そして自分の魂の発露から行なわれるものとを含めてもそう多くない。

案外縛られて生きている。
社会的制約というだけでなく、自分自身の思い込みが強い。

 

 

「ある」からはじめるには、一定のプロセスが必要だ。

「ない」にこだわるのも致し方ないし、それを人に求める必要はない。

 

自ら始めればいい。

ただただ、

私はある。我々はある。それで十分だ。ともかく始めなければならない。

(Ich bin.Wir sind. Das ist genug. Num haben wir zu beginnen.)

 

「百尺竿頭に一歩を進む」

 

 

 

禅の公案

「百尺竿頭に一歩を進む」

がある。

 

竿を百尺まで伸ばした先に

さらに一歩進むにはどうしたらいいか?

 

いわゆる禅問答で、現代では馬鹿馬鹿しい話とも思われがちだが、

私はそうま食べる通信に
「百尺竿頭に一歩を進む」ヒントを見た。

 

そのまま
真似はできないものの

その本質は何かを自分なりに考えてみた。

 

まどろっこしい話を書くが、結論はいたってシンプルだ。

 


そうま食べる通信2周年大収穫祭に参加。

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楽しかった!
そして、素晴らしい場だった。

その時の様子はとこさんのFBから拝借。

www.facebook.com



食べる通信の魂を
相馬独自の文化で昇華した

そうま食べる通信

魅力的だ!


東北食べる通信で
魚編集長のもっちゃんが特集される。

しかし、どうにも魚が取れない。

哲さんが頭を抱える。

 

そこで、読者に伝えたところ、驚きの反応。

自然が相手だから仕方がないと言う声。
高橋博之「都市と地方をかき混ぜる」より)

 

taberu.me

 

 

市場原理だけで動いてきた日本経済の風穴がひとつ見えた瞬間だったかもしれない。

 

この時の苦悩とがあったから、そうま食べる通信をはじめようと思ったに違いない。

 

「どこよりも相馬がやるべきじゃないか」云々の話は、

ツカミとしては面白いので、それはそれの話。

あの出来事で沸々と湧き始めたものだった。

 

東北食べる通信の質の高さにはかなわないが、

そうま食べる通信の荒削りな素人の力、相馬の歴史に裏打ちされた魂が

これだけの魅力を作り出している。

 

 

 

 

また上の話を読んで、思い出した言葉がある。

 

希望は常に不幸と悲哀と絶望によって支えられている。

(執行草舟 「根源へ」より)

人類はまさに絶望から多くのものを見出した。

現在の南相馬市小高区出身だったか。

文人埴谷雄高(はにやゆたか)は「A≠A」を「自同律の不快」と述べている。

氏について

科学の世界の基本である「A=A」を否定するのは、

あらゆるのものが無限変転する世界では、次の瞬間には同じではないと考えるから。

 

さらに、「A=A」を信じた瞬間に人間は終末を迎えると

「希望の原理」のブロッホは述べていて、

「人間は未だ人間ではなく、世界は未だ世界ではない」と信じることで希望が生まれるとも。

 

科学万能が極まった世界は希望を持ちにくい。

 

でも、極まったものは必ず変化する。

新たな地平の兆しはもはや様々な場面に出てきている。

 

そうま食べる通信のタネは着々と刻まれ、

自同律の不快が示す一つの希望を生み出した。

 

その変化の先端、

「百尺竿頭に一歩を進む」のが、そうま食べる通信だ。

 

別に、何か高邁な理念は実はない。

 

これは逆説だが、別の高邁な理念を出した時点で、相反するものを意識している。

空ではなく、色をつけて見ている。

そうするととらわれてしまう。

 

生産者と消費者をつなぐと言う食べる通信は、

お金のやり取りをして、売り手買い手の立ち位置に縛られてしまう。

売り手は買い手を喜ばせなければならないと言うものに。

 

そこに意識をおかずに、ただただ一緒になって楽しむ。

 

知行楽の話にも通じる。

 

 

 

仏教の言葉で言う「無作」

最近流行った言葉なら「ありのまま」

言葉を変えれば、「とらわれない」「執着しない」s

英語で言えば「Let it be」であってるか?

 

いい悪いではなく、ただただ遊んでいるし、

シンプルに目の前の人を喜ばせたい気持ちの発露。

 

一言で表現するのは難しいけど、

もっとシンプルに自分が楽しみ、相手も楽しむこと。

 

そこには決して欲得が働いていない。

頭で考えているのでなく、体で感じる世界だ。

 

それだけでもうなんだか幸せな時間が過ごせる。

 

ひとつ、百尺竿頭に一歩を進めてみる。

 

そうま食べる通信2周年記念収穫祭

今日・明日の土日は東京へ!

 


そうま食べる通信
イベントのため。

www.facebook.com

そうま食べる通信

http://taberu.me/soma/





ほんと感慨深い。

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まさか
そうま食べる通信で取り上げていただけるとも思わなかった。
むしろ、取り上げてもらっていいのかと思ってしまった。

でも、出来上がったら最高のものを仕上げていただいた!

 

 


その辺りは以前のブログで。

japan-energy-lab.hatenablog.com

 

 

この土日お世話になります!

 

 

 

Cafe學校 第12回 告知

www.facebook.com

告知です。
こんな時期に人が来るのでしょうか?笑

 

 

Cafe學校 第12回

2017年12月26日(火)

場所 CafeAmazon
時間 18時〜




人と人とをつなぐ場で奏でるシンフォニー(交響曲)!


参加費はワンドリンク。



移住者でも 移住者でなくても どこに住んでいても歓迎します。
どんな人にも役割があるから。

広く何かしらつかんでもらえる場として活用頂きたい。

そのため、自らの問いを具体的にしてお越しください。





個性的な人々が、交響曲(シンフォニー)を奏でるような場に。











お問い合わせは年中無休(クイックレスは期待しないでね
関 孝男 (Takao Seki)
090−1772−2687 
stptp@yahoo.co.jp 



※是非興味のある方にもシェアください!!
こちらの内容は、転載自由です※





最後に告知の時間も取りますので、告知のある方は準備してお越し下さい。













☆過去開催分も参考までに☆

初回2017年1月24日(火)
https://www.facebook.com/events/1138372962957810/

第2回2月28日(火)
https://www.facebook.com/events/1798540817065705/

第3回3月28日(火)
https://www.facebook.com/events/396735327372178/

第4回4月25日(火)
https://www.facebook.com/events/1810802632574270/

第5回5月23日(火)
https://www.facebook.com/events/910454349092956/?fref=ts

第6回6月27日(火)
https://www.facebook.com/events/910454349092956/?fref=ts

東京分校7月5日(水)
https://www.facebook.com/events/707122769471642/permalink/707122772804975/?notif_t=like&notif_id=1496135854173152

第7回7月25日(火)
https://www.facebook.com/events/1221032808023562/?fref=ts

第8回8月22日(火)
https://www.facebook.com/events/269264766905597/?fref=ts

第9回9月26日(火)
https://www.facebook.com/events/148510569067609/?ref=br_tf

第10回10月24日(火)
https://www.facebook.com/events/113702305993165/

第11回11月28日(火)
https://www.facebook.com/events/1989076354669192/?active_tab=about

「双葉郡未来会議#26 川内村 CafeAmazon」

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川内村の誇る(と私だけが思っているのではないはずの)CafeAmazonで行われた。

なんと20人も参加!

クリビツ!

 

びっくり!

川内村開催では誰も来ないかもと思ってしまったが杞憂だった。

 

そう!
行きたいと思えば遠かろうが、人は来るんだ。

(その導線づくりは今後の課題でもある)

 

また、イベントの重要性。

行きたいと思っても忙しいとなかなか行けない。

でも、イベントがあればきっかけになる。

 

双葉郡未来会議の目的も今回初めてわかった。
それは「検証と発信」
すこぶる大切な視点だ!


意外に思われるかもしれないが、

行われたことの反省はされていない。

官僚主義の失敗を認めたくない心象もあり、検証は意外とできないもの。

同じ失敗を繰り返す愚は繰り返される。
(他地域の失敗事例を自分の地域で繰り返すことも含めて)

また、発信もまた難しい。

綺麗な話ばかりでもないから、ネット上では発信しにくい。

 

なんとなく思っていたことを言語化していた場がここにあった!

 

クリビツ!

びっくり!


そして、

この地域の難しさを肌で感じるプレーヤーたちが集まる場でもある。

 

難しさとは、新しい価値観ができるための産みの苦しみでもある。

また、難しいからこそ面白い!

 

私としては、

言いたいことを言った(これはいつも通りだけどね)が、

それ以上に

川内村のキープレーヤー(重要人物)を紹介できたことで満足だ。

 

前に進んだ、進まない

で言えば、本当に進まないことの方が多い。

 

でも、目に見えない変化は必ずあるのが人との出会い。

川内村にこもっていた時期は、悶々としてた。

外の世界で各地域のプレーヤーとの出会いで、大きく変わることができた。

 

人と人とをつなぐ場づくりは私のライフワーク。

その点で、一つヒントになった!




平山さん、ありがとうございます!

 

そして、

声がけして来てくださった方々、遠方から来て下さった皆様、

 

時間外の対応をしてくださったCafeAmazon川口店長はじめスタッフの皆さん

ありがとうございます!


くどくて炭ません。

「昭和村〜宮崎県高千穂からのご縁」

 

 

 

 

 


宮崎県高千穂

天岩戸で知られる神様が額を寄せて解決策を議論したあの地で出会った方。
高藤さん。
私にとっては、思金(オモイカネ)の神様とも思う方だ。

その方が福島県昭和村を訪れると言うので、声をかけてくださった。

母の入院のタイミングもあり、一時は諦めたものの、会いに行くことにした。

福島は広い!
会津地方の昭和村までは、私の住む川内村から3時間!!!

長い道のりなので、ちょっと止めようとも思った。

 

でも、体が行きたいと言っている。

コツ塾で体の声を聞く方法を教わったので行く決断をした。
もしこれを知らなかったら、行ってなかったかもしれない。

 

17時過ぎに出発して21時近くになってしまった。


昭和村の案内役の方とお話しされているとことに同席した。

 

面白い!
なんて言ったら失礼かもしれないが、
どの村も分断・二項対立の中でもがきながら事業を進めている姿に感服した。

 

夜は、思金さんと役場の方、農文協の方も交えてお話しした。

 

以前うかがったのは、鹿児島県知覧町に行った際、

「千人の蔵」を見学するためだった。

Cafe(喫茶店)としてスタートしたものだが、この12月で営業をやめると言う。
本当に人の少ない地域で、商売を行うのは難しい話だ。

 

そもそも、昭和村に来たのは織姫の視察。
伝統技術の継承にはどの地域も頭を悩ませている。




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会津の自然は雄大だ。
川内村の自然もちっぽけに感じさせられる。
でも、そこで張り合う必要もない。この阿武隈山系は、コンパクトだから奥地まで人の手が入ったのだから。






3点ほど。

1。かすみ草

葉タバコを栽培していた地域が、次の年にはかすみ草栽培に。

1985年ごろだったか。

 

条件的にもいいし、何より単価が葉タバコより良かった。

葉タバコの産地指定がなくなることは大変だったけど、その転身の早さもまたすごい。

また、かすみ草は白というイメージだったが、いろいろな色を作っている。

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花屋さんは、固定化されると飽きられてしまうという。

バリエーションも作りながら、大口だけでなく、小口の顧客を作る努力もされている。

 

 

 

 

また、雪室。

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天然の雪で夏場冷やす倉庫もある。

この知恵はすごいね。

 

 

 

 

 

 

 

2。自然人(じねんと)
山菜やキノコを採って食べているのはこの地域と変わらない。
具体的な探し方や目星の付け方、時期の見計らい方も教わった。
自然を最大限に生かして暮らしていたんだ。

いつしか、

暮らしのために働いていたのが、
仕事(金を稼ぐ)のために働くようになった。

でも、そう沢山の金が欲しい人は実は少ない。

私が42歳(昭和50年生まれ)だが、44歳(昭和48年生まれ)くらいから
暮らしのために働きたい人が増えて来ていると言う。(農文協の甲斐さんに教えていただく)

お金のために、もっと大切なものをなくした人も多いし、
私自身、お金のなくなる恐怖心だけで生きて来た時もあった。
そうすると、人間関係や自分との約束を守ること、さらには五感を閉ざして生きることにもなった。

今は、閉ざし続けた五感が開いて行く感覚だ。

 

感性を閉ざすことの弊害の一つは、悲しみや苦しみといったマイナス感情を感じないようにすることで、嬉しい楽しいといった感情までなくしてしまうことだ。

炭焼きだけでなく、五感を生かした暮らしはこれからは大切にしたい。

 

さてさて、

鹿や猪がいたずらすることも出て来ていると言う。
どこも、山の手入れができない状況のようだ。

自然人(じねんと)という言葉もあると言う。
まさにその生き方は、追求していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

3。多様性

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からむし栽培も見せていただく。

昭和村は標高差が大きいので、一つの品種で揃えることができないという。
そして、先祖代々そのタネを守って来たところが多いという。

公共の発送も大事だけど、どうしても多様性に対応しきれない。

家や族(ウカラ・ヤカラ)の時代になって行く兆しを見た思いだ。


さらに
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標高の高いところは、雪の重みでハウスが骨組みごと潰れるという。
一方で、低いところは骨組みは残しても大丈夫だという。

同じ村でもこれだけの違い。
中山間地域の奥深さだ。


 


ホント来て良かった!
とある方に、青木キノコ園は是非行くべきと教えていただく。

 

また来よう。


昭和村は
ホント
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ス、スキだ!