japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「川内村議選 2019年11月10日」

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本日が村議選のため期日前投票へ行ったのは一昨日の話。
こちらに住むようになって2度目の村議選だ。
 
はじめに驚いたのは、
選挙カーが一切走らない。
全くうるさくない。
なので、選挙っぽくない。
 
また、今回はハガキが届くようになった。
でも、立候補者11人のうち4人から。
前回はハガキは来なかったので、ずいぶん新鮮だ。
 
また、選挙公報にも驚く。
各候補者が政策・経歴をアピールする場だが、一言だけの人もいる。
 
さらに村の投票率はほぼ100パーセント!
足を運べない人には、声をかけられる。送ってもらえる。
場合によっては、「誰々と書いて」と言われ、そのまま書く人もいるだろう。
 
 
背景がある。
簡単な事だ。
 
親戚が多い人は当選する。
逆に少ない人は当選しにくい。
 
いわゆる固定票がかなりはっきりする(ようだ)。
逆に浮動票もはっきりするので、個別に動いた方が効率がむしろいい。
大人数に声をかけられるより、1対1で話した方が口説きやすいはず。

現在の川内村は浮動票が以前より多い。
それは移住者だ。
移住した人にとっては、誰に投票していいか全くわからない。
選挙公報を読んでも大概よくわからないし、
演説なりを聴く機会もない。
議会の様子を動画公開しているようだが、チェックする人は少ないだろう。

結局、顔見知りの人に投票する。または、顔見知りに頼まれた人に投票する。
そうなると人間関係の濃さから、仕事関係の人のつながりが強くなる。


違和感は強く感じるところだが、この村はずっとそれでやってきた。
どうするのがいいかも、いまだわからない。

また、村長派と反村長派で二分していた時代もあったという。
さすがに最近はそこまでの事はないらしい。

来年は村長選。
村長選では雉が飛ぶ(万札がとぶ)なんて言う人もいるが、
確認のしようもない話だ。

これらはまた一方で、
川内村だけの話でもない。
多かれ少なかれどこでもある話。


どの世界でも二項対立、分断で語られることが多い。
特に東日本大震災以降に。
令和の御代になって、時代の空気も変わった気がする。

政治で言えば、右左の対立の中で合意形成が生まれるものだが、
その枠組みだけでなく、
第三の道 なんて言う人もいるが、そこに活路を見出せたらいいとも思う。


お読み頂き、ありがとうございました!