japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所・関孝男です。 福島県川内村に2013年移住。いわなの郷で働いております。炭焼き・移住促進・成長への興味を元に、全てのエネルギーの活用を研究することを建前に、本ブログでは成長の観点で思いのままに書いています。

トヨタ自動車講演会

 

 

育成塾の企画。

 

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卒塾生も参加。

 

現今のトヨタ自動車一人勝ちの状況に対して

自企業だけが儲けて、中小企業がないがしろにされている

という批判がある。

私自身それを真に受けてきたが、そうでもないかもしれないと思った。

 

理由は二つ。

一つは、トヨタ以外に勝たせる企業はない。

もう一つは、トヨタの愚直な姿勢があるから勝たせた。

 

一つは現代のグローバリゼーションが行き過ぎた時代に

勝てるのは大企業しなかない。

富の再分配はトヨタの仕事ではない。

国の仕事だ。

地方創生が叫ばれて久しいが、有効な手立てになりえていない。

であるなら、トヨタ以外にこんなグローバリゼーション時代に勝たないまま日本経済が続くかというそもそもの問題が浮かび上がる。

 

その上で二つ目は

トヨタだから、儲かっていると考えた方が合点が行く。

トヨタ自動車以外の企業が儲かっていたら、果たして日本はどうなっているか?と考えるとわかりやすい。

講師の先生もおっしゃっていたが、トヨタは地味だ。

 

二つ事例を挙げる。

  • 納税することに価値を置いている。
  • 関係会社にもカイゼンの提案をする。

 

前者は、納税してこそ国が存続できる。納税の大切さをはっきり言う企業が他にあるだろうか?初めて赤字を出したときも、トヨタは納税できないと言って悔しがり、社長はそのことを繰り返し社員に語ったと言う。

また、カイゼンだけでない企業内教育のエッセンスを教えて頂いた。

正直そこまで出すかという内容であった(と個人的には思う)。

トヨタカイゼン方式は有名だが、『こうやったらもっと生産性を上げられる』と関係会社にも話すと言う。

それを選択するかは相手の領分だし、それで付き合いがどうこうもあるかもしれないが、本当に地味に相手のために、国のために働いていることを実感した。きっと下請け会社に買いたたくようなことはしてないと感じさせられた。(これは私の主観)

愚直だった。

 

こんな時代に儲かってほしい会社だった。

 

日産と対比的に語られることもあるだろうが、

役割がそもそも違うのだろう。

 

話題の日産のゴーンさんはリストラ断行で、いままでの年功序列・生涯雇用の日本社会を根底から変えた。逆にそうでなければ生き残れないことを示した。

そのゴーンさんが平成の終わる直前にああなったことは象徴的だ。

ゴーン氏逮捕が会社の内部対立だとか、本当は犯罪ではないとか、国も絡んでいるとか、そういうことを言いたいのではない。

ゴーン氏は時代の変化を象徴する人物だと言いたいのだ。

それは良い悪いではない。

 

裏を返せば、平成の世が終わるといい時代がくる確信もまたある。

一方で、既得権益を守る醜い争いは次の御代になっても続くかもしれない。

利権を守りたいのが人間の性だ。

 

いよいよ平成が終わるという感慨も深い。

 

最後に、講師の方がまた魅力的だった。

変な人であることに誇りを持っている節があった。

 

トイレのフタの話に突然なった。

会場の田村市役所は、「節電のため」トイレのフタを締めて下さいと張り紙してあることに感激されていた。

曰く、金持ちの共通点はただ一つ。トイレの蓋が閉まっていたことだと。

本当かとも思ってしまうが、それを持って田村市は今後伸びると褒める。

 

この相手を慮る姿勢にしびれた。

 

そもそも、トイレのフタの話をするのは、いわゆるスピリチュアル系で、まだ市民権を得たとは言いがたい。

それでも、そんな話をするの、変な人であることに誇りを持てるトヨタの文化も垣間見ることができた。

 

言わずもがな、あらゆるイノベーションは変な人からはじまったわけだから。

常識人では、新しいものをつくることはできない。この社風にを肌で知ることができた。

 

この機会に感謝する。