japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「数値目標に対して」

 

 

先日のネタ
こちら参照。

japan-energy-lab.hatenablog.com

 

 

 

本来は福島大学のシンポジウム。

卒業後地元を離れてしまう状況や若者世代が県外に出る実情から
地方創生の流れもあって、県内就職率を10パーセント増やすという数値目標に対する取り組みの一環。
しゃけのように、地元に戻りたくなる仕組みが必要なのだろう。

人間は動物のように本能では戻らない。


3つの視点でその辺りを 勝手なことを書く。

⑴魅力=人×地×祈り

⑵イメージ化

⑶誇り 歴史から

 

 

⑴魅力=人×地×祈り

 魅力を数式のようにしてみた。やはり人間性が魅力の原点だ。就職を決める要因に採用者の人柄をあげていた方もいて驚いた。その人も土地に根ざしているから育つし、その土地から作物も育つ。さらに祈り。もっと願いとか思いとか柔らかい言葉もあるかもしれないけど、祈りにした

祈るほどの強い思いが魅力につながるんじゃないかと。

 魅力は実は転がっている。福島に来て驚くのは、素晴らしいポテンシャルがあること。人の良さは驚くほどだと思う。一方で、上に書いた人も地も祈りも数値化できない。数で表現することは価格競争しないという坂本氏の考えにも反する。別のものさしで堂々と表現したらいい。

 

 

 

⑵イメージ化

 学生の狭い世界では、仕事をイメージできないし、どんな喜びがあるかとか想像もできないのは当然だ。イメージできるような流れを作る必要を感じた。

 例えば、私の会社に仲間となって欲しいなら、ここでの生活をイメージできるようにする必要がある。自分で考えてもらう必要があるが、導線を作っておく必要はある。

 その人の作ったイメージが、その人の目指すものと合致したら、仲間になれるかもしれない。移住についても同じ発想でいけそうだ。相手にいかにイメージしてもらえるかだ。

 

 

⑶誇り 歴史から

 上の魅力ともつながるが、もっと誇りを持っていい。それはもっと誇りを持とうといっても空論だ。現代日本のような自虐史観的発想で誇りを持てないのと同じように、蝦夷征伐や明治維新時の賊軍扱いに代表される福島・東北の「自虐史観」では誇りは持てない。

 歴史からはじめる必要がある。歴史は単なる過去の出来事でなく、未来をも作る大事なものだ。嘘の歴史を書く必要もないのだが、果たして本当なのかと見る目も必要だ。

 実際に、明治150年の節目に反薩長史観が出て来ているのは時代の必然とも言える。薩長を悪者にするという薩長の勝てば官軍的発想の裏返しでは同じ土俵で議論しているようなもの。もっと別の視座に立って見直す必要がある。例えば、会津という特殊性・使命を帯びた地の捉え方はできるのではないかと考えている。