japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「現代の考察」(執行草舟) 〜7日間ブックカバーチャレンジ! その1〜」  

 

 

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読書のすすめ・清水店長との共著 「魂の読書」から

執行草舟氏を知り、「生くる」「友よ」「根源へ」といった書も読んできた。

しかし、今回この本を読んで、わかった気になってわかっていなかったことに気づく。

 

最大の点は「感化力」だ。

 

私は挫折して、埼玉からここ福島県川内村に来た。

逃げてきた。

それは小学校教員としての失敗があった。

 

子供といえど、他人だ。

他人をコントロールすることはできない。

 

それでも他人を動かすとしたら、恐怖か愛かだ。

私は恐怖で他人を動かすことしかできなかった。

 

では、愛で動かすとは?

 

感化しかない。

 

この人の言うことなら

この人がここまでやっていることだから といったことでしか教育はできないのだ。

 

それに恥ずかしながら、8年経って、この本を読んで気づかされた。

 

そのあたりのことを語ったのがこちらの動画。

参考まで

www.facebook.com

 

 

 

 

「7日間ブックカバーチャレンジ! その0」

 

 

 

 

私の親友(と言っていいかな笑)星名氏からご指名があったので、

いい機会と思い、やってみることにした。

 

趣旨をそのまま以下引用する。

 

 【7日間ブックカバーチャレンジ! 】こんな時期だからこそ本の魅力を広めようといい素敵な企画。このブックカバーチャレンジは、1日1冊を7日間、フェイスブックに本の説明の必要はなく、表紙の画像をアップして、毎回お友達1人をこの企画にお誘いさせていただくというもの。

バトンは受けてもスルー(笑)してもOK!

 

という内容。

 

 

 

 

ネズミ講的な企画で

現在のコロナ禍の状況で、

ちょっとバトンを渡す指名は、

「私は」しないことにしました。

あくまで「私は」しないというだけ。

 

ただ、アウトプットすることで、考えだけでなく、今までの人生も整理できるかもしれません。

やってみたい方は是非!

 

武漢肺炎感染との比較でいえば、

潜伏期間実質1日で、7日間に7人に伝播するこの企画と

潜伏期間14日で、平均2人強に伝播する武漢ウィルスと

どちらが広まるか(パンデミックするか)といえば

当然前者と考えてしまうが、

後者に分がありそうだ。

 

後者には

私のように伝播してもしない一定数の「非国民」もいる。
逆に同調圧力もあるが、前者にはない・・・

とも言えるが、

訴えたいのは、

我々は数字のトリックに常に騙されてきたことを押さえておきたい。

 

野暮なようだが、

なぜ接触8割減に固執するか考えてほしい。

今後8割減が達成されたとしたら、どうなるか想像してほしい。

 

まあまあ

読書の機会になるなら、この企画も悪くない。

 

バレンダインデーだって、そもそもチョコ会社が仕掛けたことは周知のことだ。

その日に本を贈ることになっていたら、どうなっていただろうか。

もっと三島由紀夫の本が若者に読まれていたかもしれないし、経済でもバブルが生まれなかったかもしれないとも夢想する。

 

また、米中どちらのトップもコロナ(武漢肺炎)ウィルスが人工的に作られたと言っているのに、

日本の政府も、専門家も、報道も、またWHOも、

人工的ではないと早々に結論づけている。

これも、いとをかし!おもしろい。

この企画の仕掛け人同様、ほくそ笑んでいるはずだ。

 

 

「文明の行方」

 

 

 

 

大げさなタイトルにした。


この記事を読んで考えたところを記す。

kaz-ataka.hatenablog.com



文明とは人間が作ったもの。
だから完璧などない。
まして、今のような常に変化する時代には
すぐ古いものが陳腐化してしまう。

余談だが、社会の不合理が私はいつも嫌な思いをしてきた。
しかし、いつからか、不合理を認められるようにもなってきた。
文明とはそもそも不合理だ。
「現代の考察」の中で執行草舟(しぎょう そうしゅう)氏は
文明の持つ不合理を毒と見てきた。
それら毒を食らうことで生命力が鍛えられるとも言っている。

個人のレベルでは、毒を食らうこと必要だが、
社会レベルで考えれば、制度を維持しにくい。

コロナ災が変える新たな文明が見える思いがした。

もちろん、新たな文明も毒(不合理)はつきものだ。

 

 

 

 

 

目次はこちら

1 この記事の斬新なところ

2 文明とは

3 これからどうなるのか?

4 まとめ

 

 

 

1 この記事の斬新なところ

 

 

非常に面白い視点だった。

 

曰く

今までの
「密閉(closed)×密(dense)」な価値創造と逆に、

「開放(open)×疎(sparse)」に向かう

というところ。

 

このマトリックスは面白い。

まさにこの通りの状況になりつつある。

 

今は辛いことが多いが、人間は適応能力を持っているので、

案外、このような暮らしが定着する可能性も大きい。

 

 

 

 

2 文明とは

 

 

まさに都市を作って、それを地方が支えるモデル。

地方が農業はじめ一次産業を担い、

都市で売買を行う。

消費者の意向で二次産業、三次産業を発展させてきたと言える。

 

記事には載っていないが、このモデルはいつからか?

それはまさに農業が発展してからだ。

 

古代ローマ帝国は穀倉としてのエジプトを重要視して、

パンとサーカスのパンの供給を安定させたところが強い。

また、農業社会が根付いた頃に宗教が発展する。

釈迦は農業社会の秩序を作ったし、

キリストは四、五400年ほど経ってローマ帝国の秩序維持に貢献した。

日本の神話でも農業社会ができるころ、神武天皇が現れている。(これは神道

 

農業文明を維持するための社会制度だと言える。

現代はあまりにも行き過ぎてしまった。

新たな仕組みが必要だろう。

 

それを細菌、ウィルスから学んでいる。

皮肉だ。

人間自身で転換できなかった。

 

実際、今回のコロナ災でインド近辺の空が綺麗になっているようだ。

参照
 

www.sbs.com.au

 
そもそも狩猟採集の時代、日本の縄文時代
都市もこじんまりしていたし、自然から近いところで生きてきた。

今は自然から大きく離れたところで
人間はさも自然を支配しているかのようだ。

でも、実際には自然から離れて生きることはできないのかもしれない。

そして、もう一つお金もまた文明が生み出したもの。

本来は、社会の役割分担でそれぞれの職能を発揮し、
物々交換のためのものだったはずだ。
 
それが、金融工学をはじめとした、金が金を生むおかしな仕組みになってしまった。
また、物々交換のためのものだったら、お金も腐っていいはずだ。
食べ物のほとんどは時間が経てば腐るからだ。
でも、銀行にお金を預けると利子がつく。
今はマイナス金利で、ちょっとまともになったとも言える。
 
そのお金がどう変わっていくかについて
次の章で考察する。


3 これからどうなるのか?

お金の歴史に触れる。
戦後、金本位制で貨幣は金に裏打ちされていた。
1971年のニクソンショック金本位制が崩れ、
1ドル=360円も崩壊する。
これは、国際通貨としてのドルが流通することで、各国が大量保有することで、
金に対して貨幣を大量に刷らなくてはならなくなったから。

では、金に代わる信用財は何か?

このあとすぐ起きたことでよくわかる。

オイルショックが起きた。
つまり、石油が準信用材として機能させた。

その後、日本ではバブルが起きる。
文字通り泡(あぶく)のように大きくなって、小さくなった。

ほとんどの人が損をした。
ということは得をした人が居るわけだ。

これは中国でも起きた(起きるといったほうがいいか)

今や金本位制に換算すると、
金の量が5倍必要だという。
貨幣を増やしすぎて、実質の貨幣価値が5分の1になっていると言える。

最近、石油の先物価格がマイナスになったニュースが出た。
参照

maonline.jp



準信用材としての石油が交代の時期になっていると見ている。
つまり、
貨幣に対する信用を縮小させようとしているだろう。
金本位制に戻すかはわからないが、肥大化した貨幣信用を元に戻そうとしているようだ。

ここからは私の希望だ。

今までの成長経済が、定常経済、循環経済に落ち着く。
江戸時代のような社会になっていくだろう。

 

江戸時代は3〜4千万人だったというから、

これから人口も半分以下になるかもしれない。
(もっとも人生100年時代になれば人口はさほど変わらないかも)

 

その人口と社会を
AIやブロックチェーン貨幣、ロボットテクノロジーVR等の技術が支える。

そうなれば、今のように毎日働かなくても経済は回る。

もっとも、ベーシックインカム(BI)が確立されれば働く必要もなくなるかもしれない。



4 まとめ

 

コロナ災で一気に生活が変わった。

 

私の住む福島県川内村は、電車も通っていないような田舎だ。

人の往来はもともと少なかったため、現在感染者はいない。

 

しかし東日本大震災の復興関連の方はずいぶん入ってきている。配慮されているかと思う。

 

また、ムラ社会の相互監視と同調圧力が、コロナウィルスの封じ込めに功を奏していることは否めない。
参照

headlines.yahoo.co.jp

 

 

こっそり何処かに行って、誰か一人に言えば、瞬く間に広まってしまう。

相互監視の世界だ。

また、お上はじめ偉い人たちが言うことに、大きく従い、あまり反論する人もいない。同調圧力の世界。

 

これらは昔からの知恵だったのかもしれない。

 

ムラの閉鎖性が嫌だったけど、悪いことばかりでもない。

その延長上に、教育においても、都市に対抗できる長所が出てきたらいい。