japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「反薩長史観を超えて」

 

 

以前書いていたものを

今になってあげてみる。

 

しばやんの日々のブログに
明治維新時の戊辰戦争について書かれている。

shibayan1954.blog101.fc2.com

 

会津藩や仙台米沢藩等の奥羽越列藩同盟の東軍側はドイツから融資を受ける予定だった。

これは結果的にその前に新政府軍たる西軍が東軍に勝つことでその機会はなかったが、

 

もし東軍が勝っていたら?

もしドイツからの融資を受けるようになったら?

 

日本はもしかしたら植民地化していたかもしれない。

なんて考えた。

 

だとすれば、

どう考えても会津が負けなければならなかった。

と考えるならば・・・

 

ブログの中にある「母成峠陥落」が最大のポイントとなる。

会津藩は、進路となる要所要所にツワモノを配置し、会津鶴ヶ城周辺は手薄になっていた。

当然その一つの母成峠が落とされれば、城内に容易に入ることができる。

 

ここが不思議なのだ。

 

こんなリスクのあるやり方をするのも変な話。

 

私の仮説。

この着想は、会津が負けるために行ったことではないか?

つまり、会津藩にそのような人物が潜入していた。あるいは新政府軍(西軍)が勝つように動いた人物がいた。

そう考えた方が自然だ。

 

 

坂の上の雲」に代表される明治維新から今までの流れを薩長史観とするなら、

現在明治維新150年の節目に反薩長史観が出始めた。

これは、現状では二元論に見える。

薩長憎しで終わってはもったいない。

 

全く違う補助線を使って、新たな見方を炙り出す必要があるように感じる。

その点で落合莞爾氏の史観は本物のように感じる。

 

参照

 

 

歴史が未来を拓くと信じている。

なぜなら、個人にとってセルフイメージ(自分が自分に対してどんな人間と思っているか)が大切で、未来をも変えてしまうように、国(あるいは地域)もセルフイメージが大切でその未来さえ変えるものだからだ。

 

現状では、日本は第2次大戦でアジアに対してひどいことをしたという自虐史観

これでは、日本人の誇りを持てない。

また、上の反薩長史観同様、反自虐史観も出て来た。

しかし、優越感と劣等感とは紙一重なので、健全な誇りを育むことは難しいと考える。

やはり、これから二元論を乗り越えていく。

 

であるなら、価値観の転換とも相まって、歴史観自体も転換を余儀なくされる(ととらえている)。

 

単に反薩長で終わらないものに必ずなると信じる。

「ルサンチマン」

 

 

 

嫉妬

 

このことに気づいた出来事。

 

妹と電話で話すことがある。

4歳の娘はかまってほしくてかまわず話しかけて話がその度に途切れる。

 

それがものすごく腹が立っていた。

 

そこまで腹立つ必要ないのに。

 

それは、やはり小さい頃のこと。

私が母や父に何を話しかけても相手には一切されなかった。
何もかも否定されているように感じていた。

 

今でもその思いは残っていて、

俺はこんな思いで生きて来たのにって余計に腹が立っていた。

 

つまり、

ルサンチマン

嫉妬

 

そこに気づけばなんてことなし。

意識に上げれば、それはこういうことだって認識し直せる。

 

無意識のままだと、

現実の怒り+過去の怒りで、怒りが倍加する。

 

一歩一歩だ。

 

「奴隷道徳」

 

 

 

「最強の!ニーチェ 幸福になる哲学」飲茶・著(水王舎)を読んだ。

f:id:japan-energy-lab:20180407075701j:plain

 


先日の郡山で行われた 逆のものさし講 で
清水店長オススメの本のうちの1冊。

 

f:id:japan-energy-lab:20180407075717j:plain

 

 

ニーチェについては

執行草舟氏の著作に何度も出てくることから
ツァラトゥストラはかく語りき」をわずかばかり読んだものの

挫折した。

 

今回入門書で

見ての通り表紙もチャラいのでいけそうな感じがして購入した。

 

実際、対話形式でわかりやすく事例や図も入って説明されていて、

大変わかりやすかった。

 

ニーチェ

末人・奴隷・超人の分類をしている。

 

誤解を恐れず単純化すれば、

末人…「ニヒリズム(虚無)」に陥って、「生の高揚(充実感)」を失った忙しく働いて暇をつぶすだけの人間

奴隷…嫌なことに文句を言わず受け入れる人が良いという「奴隷道徳」という架空の価値観に生きて、現実の気持ちをごまかして、嫉妬(ルサンチマン)に満ちた「奴隷道徳」を追従する人間

超人…今、この瞬間を力強く肯定して生きる人間 常識にとらわれず、「大いなる正午」の視点で見ることができる

 

 

私の言葉で言えば、

人生に意味を見出せない末人と、善人ぶって常識にとらわれている奴隷の現代に

超人は新たな活路が見出せる予感がする。

 

全く現代のことを100年も前にニーチェは予言しているかのようだった。

 

 

 

特に「奴隷道徳」について

すごい言葉だ。

 

善い人は強い人、優れた人でなくなったのは、キリスト教が生まれてからと喝破する。

人間だけが善い悪いの基準が、強い・優れたではない。

 

道徳も現在生きにくい状態に狭いものになってしまった。

 

これはルサンチマン(嫉妬)によるものだニーチェは言っているが、

ニーチェと時を同じくして現れたソ連社会主義

その社会主義のことを、ヒルティは嫉妬だとも言っている。

さらには、戦後日本は領土的にはアメリカ、精神的に社会主義として分断されたと説く方もいる。

ソ連等の

金持ちを嫉妬するからみんな同じとした。

しかし、それはうまくいかなかった。

ソ連崩壊を持ち出すまでもない。

 

一方で、日本はどうか?

 

奴隷道徳が極まっている。
生きにくさを感じるほどだ。

 

満員電車では痴漢と間違われないように手を上げ続ける人もいる。

生活保護の方が失業保険より金が入る。

固定資産税や贈与税等々の税制も、嫉妬から生まれたと指摘する人もいる。

正義を振りかざして、マナー違反を追求するテレビ番組もある。

 

ここ福島県の地では特に、被害者ビジネス。

補助金ビジネス、弱者ビジネス等々同じカテゴリーに考える。

 

 

弱者が力を持った時代で、弱者ぶっている。

これは日本全ての問題だ。

振り子の原理で片方にふれきったら反対の方向に向かうのも必定。

 

個のレベルとしては、
ニーチェは日本のことを予言しているようだった。

とすれば、ニーチェに希望を見出せるように感じる。

 

 

 

「捲土重来」

 

 

いてもたってもおられずに記す 

 

捲土重来

これ以外の表現は見つからない。

 

捲土重来の由来となった

杜牧の漢詩『題烏江亭』を引く

 

勝敗兵家事不期、

包羞忍恥是男児

江東子弟多才俊、

巻土重来未可知

 

 

楚王項羽は漢王劉邦との戦いで、

一度江東に帰って体制を整えて戦い直せば、

土を巻き上げる勢いで盛り返すこと

捲土重来ができただろう

と杜牧はうたう。

 

実際には、項羽は江東に帰らずに、敗れた。

 

一方、あなたは江東に帰った。

 

復興フッコウに力を尽くして

不幸フコウになっては

洒落にもならない

 

捲土重来は疑うことはない。

 

太陽が必ず東から昇り西に沈むように

入った以上にお金を出さなければ必ず手元に残るように

川内村の炭焼きが必ず復活するように

 

捲土重来は決まっている!

そうでなければ、天に文句を言ってやる

 

私の方が後になるだろう
炭焼き復活の際には祝って頂きたい

 

恥を耐え忍んでこそ男児というもの

杜牧もうたっている。

 

捲土重来

その時を待つ

 

「そのぬくもりに用がある」

 

 

サンボマスターの名曲をBGMに。

 

www.youtube.com

 

 

無謀とも言える挑戦をする男に会ってきた。

市川英樹さん。
FB

www.facebook.com

 

 

 

愚であり狂である。

 

福島田んぼアートプロジェクト

 

fukushima-tanboart.wixsite.com

 

 

 

いわき四倉のワンダーファームのすぐ近く。

f:id:japan-energy-lab:20180404083158j:plain

 

初めてこちらにもうかがうことができた。

 

想いを伝えること
そして

本気で動くこと

 

時節柄、桜も見た。

f:id:japan-energy-lab:20180404083321j:plain

今年はだいぶ早い。

冬の寒い時期には想像もできない光景。

でも、やがて必ず春になる。

涙がにじむ。

 

 

辛い時は桜が咲く季節を想像だにできない。

時に批判もある。

けど、それをイメージし続けることで、行動し続けることで、

他力も働き、

その時は必ず来る。

 

川内村炭焼きプロジェクトも新しい段階に入った感慨にふける。

 

また、この言葉もまた思い出す。

 

ameblo.jp


どんな人も死ぬ。

その時に後悔したくない。

明日死んでも後悔しない生き方をしたい。

 

その時が来た。

 

そう。

そのぬくもりに用があったのだ。