japan-energy-lab’s blog

日本エネルギー研究所です。福島県川内村に炭増すためにも、木材の可能性について簡単ニュースをはじめてみます。

「あちらを立てればこちらが立たず」

 

 

越智さんの記事に感銘を覚える。

 

http://ieei.or.jp/2018/03/special201706016/

 

あちらを立てればこちらが立たず

 

なんて言ったら簡単だけど、発進とは本当に難しいものだと思う。

どう書いても、一面的な事実だ。事実と解釈を分けても、やはり印象の残し方で解釈としての伝わり方もある。

 

善悪、正誤といった二元論でバッサリできたら簡単だけど、そう簡単でない現実を目の当たりにしている。

二元論に相対する言葉として、一元論とか三証の理とかの言葉もあるが、私の言葉で言えば禅の発想。人間万事塞翁が馬の見方とも言えるが、今までの思考の軸では解決につながらない。現在の発想を乗り越える方法論は、すぐにはわからないけど、こういったことか。

⑴事実と解釈を分けて考える。

⑵事実を良い悪いなくとらえる。

⑶解釈を土台にした議論に気をつける。

 

とは言え形式の話。
もっと根本的な見方が必要だ。

三方よしを育てよう。

 

驚愕!

shibayan1954.blog101.fc2.com
第1次世界大戦後、ドイツの捕虜が徳島県鳴門市に収容所が作られる。
会津若松出身の松江豊寿所長は、捕虜のはずのドイツ人に対して手厚くもてなした。


上のしばやんさんのブログを引用する。

『ドイツニュースダイジェスト』の1000号記念特集に『板東俘虜収容所の奇跡』というレポートを載せている。それによると、他の収容所から送られてきたドイツ兵たちに対して、松江所長はこう語りかけたという。


諸子は祖国を遠く離れた孤立無援の青島において、絶望的な状況の中にありながら、祖国愛に燃え最後まで勇戦敢闘した勇士であった。しかし刀折れ矢尽き果てて日本軍に降ったのである。だが、諸子の愛国の精神と勇気とは敵の軍門に降ってもいささかも損壊されることはない。依然、愛国の勇士である。それゆえをもって、私は諸子の立場に同情を禁じ得ないのである。願はくば自らの名誉を汚すことなかれ……」
 http://www.newsdigest.de/newsde/features/6907-kriegsgefangenenlager-bando.html

引用はここまで。



こんな日本人がいたことにもまた驚く。

ロシアのステッテルに帯刀を認めた乃木希典だけでない。

会津の志士がいたのだ。

明治維新から連なる薩長史観に対する反動として
維新150年を節目にした反薩長史観の流れも出てきた。

ある程度この二元論は続くだろう。
しかし、復讐することが目的ではないはずだ。

遺恨がないと言ったら嘘になる。
それでも、次の世代に何を残すかを真剣に考える時。

 

やはり、歴史を今までとは違う書き方が必要とされる。

なぜなら、歴史が未来をつくることにもなるのだから。

「三方よしを現実に」

ちょっと前に書いたものです。



いじめのこと

いじめの「学校調査」に闇。被害者の依頼で探偵が突き止めた真犯人 - ページ 4 / 4 - まぐまぐニュース!

 

 

 

そして
アマゾン取引先に協力金要求

アマゾン、取引先に「協力金」要求 販売額の1~5% :日本経済新聞

 



同じ構造ではないかなあ。


大人の世界でも
強者が弱者をいじめている。
大企業が下請け企業に単価を下げろというのと同じ話。

しばらく低成長時代も背景に、そのような経費削減がいいことのような空気があった。

 

つまり、大人は強者が弱者をいじめているのに、子供にいじめは止めようなんて、おかしな話だ。

シンプルに考えよう。
こんな社会でいいのか?ってだけだ。

 

やはり坂本光司氏の考え方にも一脈通じる。

 

 

では何ができるのだろうか?

 

 

手をこまねくだけなのか?

 

否、そんな無力な存在ではないはずだ。

 

戦う必要はない。

それよりも、希望と思える人を応援しよう。
例えば、坂本光司氏の良いという1割の企業から学ぶ。

あるいは、いいと思う活動を応援する。

そして、
自ら希望と思える人になろう。

実際に希望と思える人と一緒に活動するもよし。

新たな活動をはじめるもよし。

上の二つは

前者がファンになることで

後者がプレーヤーになること

とも言える。

 

 

アマゾンで買わないのも一つの方法かもしれない。

自分の損得で考えれば難しいことでもある。

 

ただ、何かしらの行動はできる。

別に他の方法はあるはずだ。

 

近江商人三方よしは今できないことなのか?
否、今だってできるに違いない。

 

できない理由を探すのはやめたいし、

昔の日本人はそれを行なってきたんだ。

できないっていう方が傲慢とも言える。

 

 

「美しい星」


三島由紀夫氏が五十年以上前に描いた作品だ。

 

 

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このブログでもなんども紹介する執行草舟氏の著書の中で、この本が度々紹介される。
三島由紀夫氏と若き日に直接会って文学談義をしていたという。


例えば、
この「美しい星」をまた五十年後に読んで欲しいと三島氏に言われた執行氏は、約束どおり読んで衝撃を受ける。東日本大震災後の2012年だったという。

 

また、この本の中に「水爆は最後の人間」の表現があることも執行氏は指摘していた。

それでどうしても読んでみたいと思い、随分時間をかけて読んだ。

まず、「水爆は最後の人間」のくだり。
原発事故を知るとそのリアリティがまざまざと浮かび上がってくる。擬人化した捉え方という意味でなく、事の本質を理解できない「地球人」に対する皮肉に満ち満ちている。

 

さらに、現代にも通じる日本社会に対する批判を、「宇宙人」が語る形での問題提起をしたかったものとも思う。

 

純化すれば、

宇宙人が地球人を救えるか救えないかを議論する。


私の言葉で言い換えれば、
真心ブラザーズの「人間はもう終わりだ!」

 

 

www.youtube.com

 

 

これに同調する人とそうでない人の議論のようなもの。

大きく見れば、同じ形の話はあらゆる場面に出てくる。

 

卑近な例は陰謀論や終末論。
宗教的なとも言えるけど、終わって欲しい集団的無意識のようなものが垣間見れる。

 

 

 

もう終わりだという側に対して、そうでない論の一つに、

人間の美的感性に期待を持った言い方が出てくる。

三島の貫いた美学にも一脈通じる。

それは、美意識に生きた昔の日本人の気概が戦後なくなったことに強烈な形で抗議した死だったと捉えている。自殺でなく、自死と表現すべきものだ。

その目で今福島県で生きていると、「もしかしたらあの人も自死だったのではないか?」と思う方が何人か見出せる。つまり自らの誇りのために、死を選んだ人たちがいたのではないか?

言い換えれば、自らの美学に生きた人がいたのではないか?

 

この美学・美意識こそが未来を創るといっているように感じた。

美の元は詰まる所、感性。感じること。

以前、こんなブログも書いた。

 

japan-energy-lab.hatenablog.com

 

 

 

 

 

今後できることとして、

日本にはあらゆる美学・美意識がある。
私としては炭焼きを通して、茶道の茶炭の生産を通してその一翼を成したい。

また

執行氏に「五十年」と期限をつけたのはなぜか勘ぐりたくもなるが、
たまたまだろう。

つまり、三島由紀夫東日本大震災原発事故を予見していたとは思わない。

ただ、違う形の警告を発していたことは焦眉の事実だ。

 

思考停止の現代に警告を発したいし、
感性停止で生きざるを得なかった自分も肯定をしたい。

その先に、人も肯定できると信じるから。


最後に

この本にたどり着いた来し方にも、もの思う。

 

美しい星

 ↑

三島由紀夫

 ↑

執行草舟

 ↑

ドクスメ清水店長
 ↑

池間哲郎一日一言

 ↑

リアルインサイト 鳥内さん
 ↑

西鋭夫氏

 ↑

水口清一氏(ロストテクノロジー研究所)

 ↑

たくちゃん(野澤卓央氏)

 ↑

ぷれしーど 高島亮さん

 ↑

ひすいこたろうさん

 ↑
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 ・

 

 

多少端折ってるけど、人生いろいろ。

悩まないと三島由紀夫の本を読まなかった。

 

これもまた良し。

 

真心ブラザーズの曲もまた、反語表現に、希望に、本質を見る。


 

川内村炭焼きプロジェクトについて

川内村炭焼きプロジェクトとは?

 

日本一だった炭焼きを産業にするプロジェクトです。

 

 

 

ゴールは?

産業にするところまでは必ず行います。

 

 

 

 


川内村炭焼きプロジェクト エピソードいくつですか?

 


年表になりますがこちら。

2016年1月9日~          エピソード0「言霊~始めに言葉ありき~」(継続中)
2015年12月1日~2016年1月13日  エピソード1「一歩」
2016年1月14日~2017年5月9日 エピソード2「ひょっとこ」

2017年5月10日~        エピソード3「YES!祭り」

近日?~             エピソード4「炭焼場」(仮)

 

 

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なぜエピソード◯?

スターウォーズをモチーフにしています。

古今東西の名作を研究して作られた話で、受ける展開がすべて入っていると聞いています。

ともあれ、人が育つ物語。

私だけでなく、人が育つ物語にしていきたい願いを込めています。